Tuesday, April 22, 2025
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農家さん「ヒカルが農家から米買い取って売るらしい。これぞ中抜きってやつやと思うんだが…」

人気YouTuberのヒカルさんが始めた新たな米販売事業「元気だ米」が注目を集めていますが、その価格設定と利益構造に対する批判の声がSNS上で広がっています。

ヒカルさんは農家から60kgあたり2万3,000円で仕入れた米を、5kg3,980円(60kg換算で4万7,760円)で販売すると発表し、YouTube動画でも「日本の米市場を変えたい」と語っています。

しかしXでは「実質中間マージンが2万4,000円」「農協より遥かに高い手数料を取っている」といった投稿が相次ぎ、価格の妥当性や農業支援の真意について疑問視する声が噴出しました。

また、信者ビジネス化を指摘する声や、「JA批判して同じことやってる」といった批判も目立ちます。

加えて、農家側からも「精米や小分け、保管にコストがかかるとはいえ、この値段は割高」との意見があり、消費者への透明な情報提供と価格構造の説明を求める声が高まっています。

くまさん農園の日常
@kuma_vegetable
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ヒカルが農家から60kgあたり23000円で買い取って
5kg3980円(60kgあたり47760円)で売るらしい

ヒカルの利益、47760-23000=24760円あるやん

60kgあたり2.4万も利益とるん???中間マージンもええ加減にせんか?これぞ中抜きってやつやと思うんだが

農協ですら3%くらいしか手数料取らんのに

くまさん農園の日常
@kuma_vegetable
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返信先: @kuma_vegetableさん
実際には2.3万は売上であって、小分け・米袋・保管それぞれ差し引いていくら手元に残るのか

そこまできっちり計算したところで、やってることは中間業者と変わらんのよ
午後11:01 · 2025年4月19日

農業支援と商売の境界線にある“信頼”の課題
日本の農業は後継者不足や高齢化など多くの課題を抱えており、こうした中で「生産者から直接買い取る」「中間マージンを省く」といった取り組みは一定の期待を集めています。

しかしそれが実際には利益目的のスキームとして機能しているのでは、という不信感が今回の件で浮き彫りになりました。

農協は長年にわたり農家の流通や価格調整の役割を果たしてきましたが、その手数料は3%程度とされる一方、今回の事業では60kgあたりで約2万4,000円もの粗利が出る計算になると指摘されています。

この価格差が袋詰めや保管などの実費を差し引いても説明しきれないと受け取られ、SNSでは「消費者を感情で煽るだけでなく、仕組みも公表すべき」といった声が強まりました。

農業支援を謳うならば、価格の透明性、品質保証、流通過程の説明責任などを含めた信頼構築が今後の鍵となるでしょう。

支援のかたちと価格の納得感を問う時代に
消費者の農業支援に対する意識が高まる一方で、その手段としての「直接買い取りモデル」や「YouTuber主導の商品化」は、その意図と実態のギャップが問われる局面にあります。

ヒカルさんの米販売に関しても「応援したい」という声がある一方で、「中抜き構造ではないか」「高すぎる」といった厳しい指摘が殺到しました。

とくにSNS上では、価格に見合った価値や情報開示が不十分だと感じたときにすぐに炎上が起こる現代の空気感が反映されています。

農協をはじめとする既存の仕組みを批判するのであれば、代替となる構造の信頼性や合理性を明示する必要があるという声は、今後あらゆる「応援型消費」に通じる課題です。

支援とビジネスの境界が曖昧になるなかで、消費者が納得し、信頼できる価格と仕組みが求められています。

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