米フロリダ州の空港で搭乗を拒否されたことを理由に、ペットの犬を空港トイレで水死させた女が動物虐待の罪で逮捕され、SNSを中心に強い非難が巻き起こっています。
報道の詳細
空港でのペットトラブルと制度の限界
渡航時の「ペット連れ」のハードル
国際線におけるペットの搭乗には、健康証明書やワクチン接種記録など、厳しい書類の提出が求められます。
これらの手続きを怠ると、航空会社はペットの搭乗を認めず、飼い主は代替手段を選ばざるを得なくなります。
中には、その場でペットを手放したり、施設に預けるケースもありますが、空港内で極端な行動に出る事例は極めて異例です。
今回の事件は、そうした制度の運用面だけでなく、飼い主のモラルや責任感の欠如を問う声を呼んでいます。
米フロリダ州の空港で、ペットの犬の飛行機搭乗が拒否されたため、その犬をトイレで水死させた女が逮捕された。フォックス・ニュースなどが20日に報道した。
【写真】愛犬を連れて空港内を移動するアリソン・ローレンス被告
報道によると、同州のオーランド警察は「昨年12月にオーランド国際空港で9歳の飼い犬シュナウザーをトイレで水死させた後、ゴミ箱に遺棄した疑いでアリソン・ローレンス容疑者を逮捕した」と発表したとのことだ。その後、ローレンス被告は第3級重罪の「重大な動物虐待」で起訴された。最長で5年の懲役刑と1万ドル(約150万円)の罰金刑に処される可能性がある。
事件は昨年12月16日に発生した。ローレンス被告はコロンビア行きの航空便に乗るために空港に来たが、ペットの輸送に必要な書類がそろっておらず、搭乗が拒否された。ローレンス被告は航空会社スタッフと話した後、セキュリティーチェック前に女性用トイレに向かった。その後、「女性用トイレで動物の死体を発見した」という空港スタッフからの通報が警察にあった。
空港の清掃スタッフの証言によると、1人の女が個室に長時間入ったままで、トイレの床にしゃがんで水やドッグフードを片付けていたという。スタッフが別の業務でその場を離れ、20分後に戻った時、女が財布とスーツケースを持って出ていくのを目撃したとのことだ。この女はローレンス被告であることが確認された。
その後、清掃スタッフはトイレのごみ箱で、いつもより重い袋を発見した。ごみ袋の中には濡れた状態の犬の死体と首輪、鑑札などが入っていた。鑑札に記載されていた連絡先はローレンス被告のものと一致した。動物保護サービスチームが現場に出動してマイクロチップを確認した。さらに、解剖の結果、犬は水死したことが判明した。警察によると、犬の死後、ローレンス被告は一人でコロンビア行きの飛行機に乗ったとのことだ。
オーランド警察は3カ月間の捜査の末、今月18日にフロリダ州クレメントでローレンス被告を逮捕した。ローレンス被告は5000ドルの保釈金を支払って釈放された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c71325a0a2725657da8d56b9a3d20ef5cf88964
動物虐待への厳罰化と社会的関心
命の軽視が問われる時代に
米国では、動物虐待に対する法的措置が強化されつつあり、州によっては重罪として起訴されるケースも増えています。
今回の事件でも、重大な動物虐待として重罪で起訴されており、最長5年の懲役刑が科される可能性があります。
命ある存在を一時の不都合で処分するような行為に対して、社会全体が厳しい目を向けており、今後さらに動物福祉への意識が高まっていくことが期待されます。