キャベツの価格高騰に対し、「キャベツ農家」として知られるX(旧Twitter)ユーザーのSITO.(シト)さんが投稿した意見が注目を集めています。
「とんカツの肉より高いキャベツ」と記されたスーパーの写真を引用し、「実はこれが現在の適正価格に近いのです」と現状を説明。価格の背景にある農家の厳しい実情を訴えました。
SITO.さんは投稿で、農業を取り巻く環境が大きく変化していると指摘しました。
「20年前と比べ機械や設備の価格は凡そ倍。肥料の価格もここ数年で倍。人件費も毎年上昇。」
これらのコスト増加により、農業経営が厳しさを増しているとしながらも、キャベツの価格は長年据え置かれてきたと述べています。「それでも昔とあまりキャベツの値段は変わっていなかったんです」と振り返り、農家がこれまで価格を抑える努力をしてきたことを強調しました。
投稿では、今回のキャベツ価格の上昇について「農家が今後も生産を続けていくために、この値段が世間に受容されていくと助かります」と述べ、農家が適正な収益を得られる価格設定の重要性を訴えました。
スーパーに並ぶキャベツの価格は、地域や品種によりますが、写真では1玉498円(税別)と表示されています。この価格について、「高すぎる」と感じる消費者の声がある一方で、SITO.さんの投稿には共感の声も多く寄せられています。
SITO.(シト)
@IaaIto
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キャベツ農家ですが、実はこれが
現在の適正価格に近いのです。
20年前と比べ機械や設備の価格は凡そ倍。肥料の価格もここ数年で倍。人件費も毎年上昇。それでも昔とあまりキャベツの値段は変わっていなかったんです。… さらに表示
https://x.com/IaaIto/status/1876410592266944543
SITO.さんの投稿は、2万件のリポストと1,100件のコメントを集めるなど大きな反響を呼びました。
賛同する声
「農業のコストを考えたらこの価格でも安いくらいだと思う。」
「農家が適正な収益を得られなければ、日本の農業が成り立たなくなる。」
疑問を抱く声
「それでも高いと感じる消費者にとっては厳しい現実。」
「生産コストを削減する方法はないのか?」
農業は気候変動や国際的な肥料価格の高騰など、多くの要因に影響を受けています。また、農家の高齢化や後継者不足といった課題も深刻です。こうした中で農家が生き残るためには、適正価格で農産物を購入してもらうことが不可欠です。
キャベツの高騰は消費者にとって負担ですが、その背後には農家の努力と厳しい現状があることがSITO.さんの投稿で浮き彫りになりました。農産物の適正価格について、消費者と農家の間で理解を深めるきっかけとなりそうです。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・デフレだったからね
・まあ、本当に農作物は今まで大した値上げされてなかったのが異常なのよね……
・キロ単価肉より高いの?流石にそれはないっしょ
・毎日、キャベツ等の野菜を有り難く食べさせて戴いております。
・収穫、運搬、を考えるとキャベツって安いと思ってはいました。お好み焼き店は大変だろうけど…
・うん、そんな気がします。どう考えてもキャベツ1つ158円とかおかしいですもん。
・キャベツの値段に驚く前に、農家さんたちの努力や負担を知るべきですね…