国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は1月6日、BSフジの番組で「年収103万円の壁」引き上げの実現後に注力する政策として、就職氷河期世代への支援を挙げました。
玉木氏は「就職氷河期世代は政治が作り出した世代。政治が責任を取らなければならない」と述べ、積極的な対応の必要性を強調しました。
就職氷河期世代の現状を指摘
玉木氏は、就職氷河期世代が抱える課題として以下を挙げました。
年金問題:国民年金の納付実績が少なく、老後の生活に不安を抱える人が多い。
介護問題:親世代の介護問題が直面する課題として顕在化している。
世代間課題:現役世代としての収入や雇用の安定性の欠如が、次世代への影響を及ぼしている。
玉木氏は「現役世代の問題であると同時に、親世代の高齢者の問題でもある」と指摘し、両世代にアプローチする政策を掲げる考えを示しました。
長年放置されてきた課題への本格対応を
就職氷河期世代は、バブル崩壊後の不況下で十分な雇用機会を得られなかったため、キャリア形成や生活基盤に困難を抱えてきた世代です。その影響は年金納付や老後の資金不足、さらには親世代の介護問題にまで広がっています。
玉木氏の「政治が責任を取るべき」という発言は的を射ていますが、問題解決には具体的な政策設計が欠かせません。特に以下のような取り組みが必要です:
雇用支援:再就職やスキルアップ支援を拡充し、安定した収入源を提供。
年金対策:納付実績が少ない世代への補填策や柔軟な支払い制度の検討。
介護支援:介護に直面する世代の負担を軽減する補助金や制度改革。
これらの課題を解決するためには、党派を超えた協力が必要です。
玉木氏の提言は、長年見過ごされてきた就職氷河期世代への支援を政治の最前線に押し上げるものです。今後の政策議論が実効性を伴うものになるかどうかが重要であり、具体的な提案と実現に向けた取り組みに注目が集まります。
政治がどれだけの責任を果たせるか。就職氷河期世代が直面する現実に、今こそ具体的な解決策が求められています。
ネット上のコメント
・もう手遅れかと思いますけど、氷河期世代が世界を呪いながら死なないように、何とかお願いします。
・40~50近辺か?
・無責任な立ち位置から煽るいつものやり方
・ゆとりも救ってくれ
・あと20年……せめて15年早く、これを言ってくれる政治家が居たらなあ
・これまでこの問題に言及してくれた政治家が果たして居ただろうか?
・ぶっちゃけ何十年も職にまともに就こうとしなかった氷河期は救いようないけどな