1月6日に行われたノルディックスキー・ジャンプW杯女子個人第9戦(オーストリア・フィラハ)で、日本のエース・高梨沙羅選手(28=クラレ)がスキー板の長さの規定違反により失格となりました。
近年、規定違反による失格が相次ぐ中、ネットでは高梨選手を擁護する声やルールの厳格さに疑問を投げかける意見が多く見られます。
高梨選手は過去に北京五輪やW杯でもスーツの規定違反により失格を経験。今回の失格も、ルール違反の一因となったスキー板の長さは競技規定の変更や運営側の判断が大きく影響している可能性があります。また、今季から採点基準が改正され、特に着地時のテレマーク姿勢の評価が厳格化されました。これが高梨選手にとって新たな課題となっていることも事実です。
高梨選手自身も「テレマーク姿勢を入れているつもりだが、ジャッジに取ってもらえていない」と話しており、競技環境の変化に対応する難しさを示唆しています。
エースの再起をどう支えるべきか
高梨沙羅選手はこれまで日本の女子ジャンプを牽引し、数々の記録を打ち立ててきたレジェンド的存在です。しかし、規定違反やルール変更に翻弄される姿が続く中、選手一人の責任だけでなく、チームや競技運営のサポート体制の在り方も問われるべきではないでしょうか。
また、ジャンプ競技の判定が非常に主観的である点も課題です。飛距離やテレマーク姿勢の評価は、ジャッジの裁量に委ねられる部分が大きく、選手にとって結果が思い通りにならない要因が増えています。高梨選手のようなトップアスリートが安心して競技に集中できる環境を整えることが、長期的に競技全体のレベル向上につながるはずです。
高梨選手にとって、次戦となる1月18日の札幌大会は地元での開催です。ファンの声援が後押しとなり、今回の悔しい失格をバネに再起を図るチャンスとなるでしょう。近年は厳しい戦いが続いていますが、彼女が見せる粘り強さと努力が再び輝きを取り戻す日を、多くのファンが待ち望んでいます。
高梨沙羅選手のこれからの活躍が、再び日本のスキージャンプ界を盛り上げる大きな原動力となることを期待したいところです。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・規定があるのに何故そうなる
・おもろいよな1回目はokで2回目も飛んだ(記録出るまでok)いい記録出たから失格って事やろ?w俺が知らんだけで一回目と二回目でわざわざ板変えるんか?
・妙だな…🤔
・なんかいつも違反してんな よっぽどサポートしてる人が抜けているのか 狙い撃ちされてんのか
・ジャンプの競技って道具にシビア過ぎない?
・あいかわらずレギュ厳しいな。スーツの次は板で攻めてきたか。
・この子毎回やらかしてるな