ガザ住民の日本受け入れ検討の石破首相に、登山家・野口健氏「まずは自らの選挙区で受け入れてみたら?」
登山家の野口健氏が2月4日、自身のX(旧ツイッター)で、石破茂首相が表明したパレスチナ自治区ガザの住民受け入れについて苦言を呈しました。
石破首相は、イスラエル軍の攻撃で病院が破壊され、医療を受けられないガザ住民のため、日本での治療を検討しているとしていますが、野口氏は「仮にテロリストが紛れ込んでいたら全責任をとれるのか?」と疑問を投げかけました。
さらに、野口氏は「ハマスの支持者が圧倒的に多数を占めているとされるガザ住民。ハマスというテロ集団に一切関わりがない、また共感もしていないという証明をどうやってとるのか」と指摘。
受け入れには厳格な審査が必要だと訴えました。
また、日本国内での受け入れに代わる選択肢として、「ガザに野戦病院を設置する」「病院船を派遣する」「近隣諸国に医療従事者を派遣する」などの案を提示。日本での受け入れはリスクが高すぎるとし、「仮に日本で受け入れるなら、子供に限るなど、何重ものハードルを設けるべき」と提案しました。
その上で、石破首相に対し「本当に責任を持つというなら、まずは自らの選挙区で受け入れてみたらいかがでしょうか」と皮肉交じりに述べています。
野口健
@kennoguchi0821
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仮にテロリストが紛れ込んでいたら石破首相は全責任をとれるのだろうか?ハマスの支持者が圧倒的に多数を占めているとされるガザ住民。ハマスというテロ集団に一切関わりがない、また共感もしていないという証明をどうやってとるのか。
ガザ住民の日本受け入れ検討 石破首相 https://news.yahoo.co.jp/articles/41788348b48b110378be461190cf5338e20e6993
午後11:25 · 2025年2月3日
https://x.com/kennoguchi0821/status/1886632049446150630
https://x.com/kennoguchi0821/status/1886656800176660846
ネットユーザーからは以下のような意見が寄せられています。
「その通りです‼️これは人道支援だとか言い訳をしても、国民が被害を受けます‼️💢絶対に危険」
「ホンマそうですよねー😤危機管理能力欠如内閣😡」
「ホントに私もそう思います‼️😱。(想像しただけでもコワッ!!)」
「石破茂をはじめ、すべての政治家は責任を取りません」
「ほんとそれ」
「正論。テロリストが負傷しても 人道的というおまじない唱えると・・・誰でも民間人扱いで収容されますよね。またテロリストが民間人に紛れるのは簡単にできたりするからね。」
「野口さんの方が政府より、海外のことを知っていて、日本とガザのことを真剣に考えて案を提示していると思います。」
ガザ住民受け入れをめぐる背景と懸念
●ガザの現状と国際社会の動き
イスラエルとハマスの紛争が続く中、ガザでは医療施設が破壊され、多くの住民が適切な治療を受けられない状況にあります。
WHO(世界保健機関)は「医療を必要とするパレスチナ人にとっての死刑宣告だ」と非難しており、国際社会も医療支援の必要性を訴えています。
このような状況を受け、日本政府はガザ住民の一部を受け入れ、医療や教育面で支援する方針を検討。
しかし、安全保障上のリスクや、受け入れ体制の整備が不十分ではないかとの懸念が多く指摘されています。
●テロリスト流入のリスクは?
野口氏が問題視しているのは、「ハマス支持者が紛れ込む可能性」です。
ガザ地区はハマスの支配下にあり、住民の多くがハマスを支持していると言われています。
そのため、受け入れの際にテロ組織との関係がないことをどのように証明するのかが大きな課題となります。
また、野口氏が代案として挙げた「野戦病院」「病院船」「近隣諸国での治療支援」は、日本国内での受け入れに伴う安全保障上のリスクを回避できる可能性があるという点で、現実的な選択肢の一つとして検討すべきかもしれません。
政府の説明と具体策が求められる
今回の石破首相の発言をめぐり、安全保障と人道支援のバランスが議論の焦点となっています。
政府がどのような基準でガザ住民を受け入れるのか、テロリスト流入のリスクをどう管理するのか、具体的な説明が求められるでしょう。
また、野口氏が提案した「野戦病院の設置」や「病院船の派遣」などの代替案についても、政府として検討する価値があるかもしれません。
今後、石破首相や外務省がどのような対応策を打ち出すのか、引き続き注目が集まりそうです。