産経新聞の報道によると、江藤拓農林水産相は10日の記者会見で、キャベツの価格が平年の約3.4倍にまで急騰している現状について、「私が行くとんかつ屋さんはキャベツのおかわりが自由なので、多分大変だろうなと思う」と述べ、価格高騰が消費者や外食産業に与える影響に理解を示しました。
農水省によると、キャベツの全国平均小売価格(先月23~25日)は1キロ当たり453円に達し、平年比で約3.4倍、前週比で15%の上昇となっています。
価格高騰の背景には、少雨や低温が影響してキャベツの成長が悪化し、供給量が大幅に減少したことがあります。
江藤氏は都内のスーパーで1玉1000円で売られている例を挙げ、「農林水産業の厳しい側面を反映している」と指摘しつつ、価格高騰が農家の利益に直結していない点を強調しました。
詳細:https://www.sankei.com/article/20250110-AJ7BK4PGU5FKHDOMHJGP3OJLAM/
異常気象が引き起こした価格高騰の背景
キャベツの価格上昇は、少雨と低温といった異常気象が主因となっています。天候の影響で成長が遅れ、生産量が激減。特に冬場は需要が高まる一方で供給が追い付かない状況が続いています。
こうした影響で、家庭はもちろん、キャベツを大量に使用する外食産業、とんかつ店やラーメン店などにも負担が増加しており、一部では無料で提供されるキャベツのサービス縮小や価格改定が検討されています。
消費者と農家の双方を支える取り組みの必要性
農水省が進める生育情報のリアルタイム提供は、消費者が価格の変動理由を理解しやすくするだけでなく、農家に対する支援の重要性を広く周知するためにも効果が期待されています。
また、農家の負担軽減策として、政府の補助金や天候リスクに備えた保険制度の強化も必要です。
キャベツの価格高騰は、日本の農業の脆弱性とその影響を改めて浮き彫りにしました。
今後、異常気象がさらに頻発することを見据え、農業と消費者の間で共存できる持続可能な仕組みづくりが求められています。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・はまかつ?系
・受け入れてる野菜泥棒なんとかしろよ
・他人事をほざく暇があるなら農家の方々をはじめとした待遇改善に尽力したらどうなんだ?🤨💢
・確かに正月の時点ではおかわり自由だったが……「大変だろうな」でなく、だったらどうするのか言えよ
・えらい地方によって値段ちゃうよなー
・他人事
・今、この時に言って良いと思ってるなら常識を疑う