2024年10月に福岡県大牟田市のホテルで発生した性的暴行事件について、福岡地検大牟田支部は12月27日付で逮捕されていたベトナム国籍の男性(21)を不起訴とする決定を下しました。同支部は不起訴の理由を「起訴するに足りる証拠がなかった」と説明しています。
男性は2024年10月、大牟田市住吉町のホテルで、当時19歳の女性が事前に拒否していたにもかかわらず、両足を掴むなどして拒否できない状態にし、性的暴行を加えたとして不同意性交等の疑いで逮捕されていました。
被害女性は、男性による行為を明確に拒否していたと主張していましたが、男性は警察の取り調べに対し、「同意はありました。納得できません」と述べ、一貫して容疑を否認していました。
福岡地検大牟田支部は、この事件について「起訴するに足りる証拠がなかった」とコメントしました。不起訴の具体的な理由については明らかにされていませんが、証拠の不十分さが主因であると考えられます。
性犯罪事件では、被害者の証言と物的証拠が起訴の重要な要素となりますが、証拠が十分に集まらなかった場合、裁判での有罪判決を見込むことが難しいため、不起訴となるケースがあります。
今回の不起訴処分は、性犯罪事件における証拠収集や法的立証の難しさを改めて浮き彫りにしました。特に性的暴行事件では、被害者の証言が主要な証拠となる場合が多い一方で、それを裏付ける客観的な証拠を得ることが困難な場合が少なくありません。
さらに、被疑者が一貫して容疑を否認していたことも、証拠の評価や不起訴の判断に影響を与えた可能性があります。
不起訴処分が決定された一方で、被害を訴えた女性に対する心理的ケアや支援が今後の課題となります。性犯罪の被害者は、法的な対応とは別に、精神的な負担や社会的な影響を受けることが多いため、適切なサポート体制が重要です。
また、性犯罪防止のための啓発活動や、被害の訴えがスムーズに受け入れられる仕組みを整備することが求められています。
福岡地検大牟田支部が不起訴を決定した今回の事件は、性犯罪事件における証拠収集と立証の課題を改めて浮き彫りにしました。一方で、被害を訴えた女性への支援や性犯罪防止策の強化が社会に求められています。性犯罪における司法のあり方や、被害者支援の充実についての議論が一層進むことが期待されます。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・外国人が犯罪を犯して不起訴になったと言う事実だけが累積されていく。
・なんでこういった理不尽なことが起こるの?外国人じゃなかったらこうはいかないよね?
・結局、また不起訴かよ😮💨次から次と不起訴かよ😩
・また起訴出来ないのね
・法治じゃなくて放置やな
・やれやれだぜ…不起訴が多くないか❓
・うーむ、ベト21歳が示談金たっぷり出せるとは思えないのだが・・不起訴か