台湾人旅行者がスーツケースに貼った「私は中国ではなく台湾人です」というメッセージのシールが、SNS上で大きな注目を集めています。
この投稿は、日本滞在中の台湾人によるものとみられ、「台湾人として自分のアイデンティティを明確に示したい」という意図が感じられると、多くの人々から反響を呼んでいます。
■ 投稿の内容
Twitterアカウント「のうまにあ 願榮光(@FreeAll_protest)」が投稿したスーツケースの写真には、日本語で「私は中国ではなく台湾人です」と記載されたシールが貼られています。
さらに別の投稿には、台湾独自のアイデンティティを強調するシールや、「I am Taiwanese, not Chinese」などと書かれた英語のステッカーが登場。これらのシールが、台湾人旅行者の間で人気を集めていることがうかがえます。
特に「三カ国語シール」と呼ばれる、中文、日本語、韓国語でそれぞれ同じ内容が書かれたシールは「旅行先でも簡単に台湾人であることを伝えられる」として、多くの共感を得ているようです。
のうまにあ 願榮光🏴🇯🇵
@FreeAll_protest
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日本に来た台湾人のスーツケース
https://x.com/FreeAll_protest/status/1875872581649383657
のうまにあ 願榮光🏴🇯🇵
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返信先: @FreeAll_protestさん
この台灣人は三カ国語シール
阿威૮ ´͈ ᗜ `͈ ა♥︎台湾Ais
@Ai_LOVE_Yu__
我的是這樣
中文 日本語 한국어 English一次全部都有👍
https://x.com/FreeAll_protest/status/1876023172602175609
■背景にある台湾のアイデンティティ問題
台湾では、「台湾は中国の一部ではない」という意識が多くの市民の間で広がっています。これに対して、中国政府は「台湾は中国の不可分の一部である」という立場を堅持しており、国際社会でも台湾の地位を巡る議論が続いています。
今回のシールのような取り組みは、台湾人が海外旅行時に自分たちのアイデンティティを誤解されないようにする一方で、国際社会における台湾の独自性をアピールする手段とも言えるでしょう。
このようなシールの普及は、旅行中の誤解を防ぎ、スムーズなコミュニケーションを促進するという実用的な面もあります。しかし同時に、台湾と中国を巡る複雑な政治的背景を意識させる行為として、異なる意見が出るのも無理はありません。
個人の自由として尊重されるべき一方で、このような行動が国際社会にどのような影響を与えるのかについても考慮が必要です。政治的メッセージを含むアクションは、状況や場所に応じて慎重に行われるべきでしょう。
台湾人旅行者によるこうした行動が、国際的な理解を深めるきっかけになることを願いつつ、他者への配慮も大切にしたいものです。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・貼ってなくても何となく見分けられますから、安心してください!!
・そういえばカナダ人やスイス人もよく、アメリカやドイツ・イタリア人と間違われない様に🇨🇦🇨🇭国旗グッズ身に付けてるよね🤔
・きょうだいと仙台に行く前に同じようなものを注文してた
・台湾人は中国人と一緒にされたくないに決まってます
・なんかウケた
・台湾の方は歓迎します。
・真似する中国人おるやろ。 やはりパスポート見るのが早い