中国で乳幼児を中心に感染が広がる「ヒトメタニューモウイルス」が注目されています。
1月6日、中国メディアが感染症の拡大を報じ、同日インド政府も感染者が確認されたことを公表しました。
2001年に発見されたこのウイルスは、肺炎や急性呼吸器症状を引き起こし、主に乳幼児に重い症状をもたらします。
乳幼児が中心に被害
中国では現在、ヒトメタニューモウイルスの感染拡大が進んでいると報じられています。このウイルスはインフルエンザと似た症状を持つため、診断が難しいとされ、発熱や咳、呼吸困難といった症状が特徴です。
インド南部カルナタカ州では、生後3カ月の女児と8カ月の男児の感染が確認され、保健当局が状況の監視を強化。ベトナム当局も中国での感染拡大を注視していると発表し、近隣諸国でも警戒が高まっています。
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過剰反応を避けた冷静な対応が必要
ヒトメタニューモウイルスは新しいウイルスではなく、これまでも感染事例が報告されてきました。ただし、感染者の多くが乳幼児であり、特に肺炎など重症化リスクが高いことから、周囲の注意が必要です。
過去の新型感染症の流行を踏まえると、初期対応が感染拡大を防ぐ上で重要です。各国が中国やインドの状況を注視し、迅速に対応策を講じることが求められます。また、症状がインフルエンザと似ている点を考慮し、検査体制の充実や正確な診断方法の確立が急務となるでしょう。
一方で、SNSや報道による過剰な反応が混乱を招く可能性もあります。政府や保健機関が正確で迅速な情報提供を行い、適切な予防策を呼びかけることが、過剰な不安の抑制につながります。
現在のところ日本国内での感染事例は確認されていませんが、感染症は国境を越えて広がる可能性があります。特に中国やインドなどからの渡航者が多い地域では、注意が必要です。
保護者や医療機関は乳幼児の体調変化に注意し、発熱や呼吸器症状が見られた場合には早期に医療機関を受診することが大切です。日本でも感染が拡大する場合に備え、予防策や情報共有を徹底することが求められます。
中国や周辺国の感染状況が今後どのように推移するか、日本でも警戒が必要です。
(文=Share News Japan編集部)
ネット上のコメント
・また後手の予感しかしない
・今年は自分の周りにもインフルエンザになった人間がかなりいる もうすでに日本に入ってきてるのでは!?
・1月いっぱい中国国内で感染を増幅させて、2月頭の春節で世界中にばら撒き散らす みたいなムーブしそうで怖いんだが
・ヒトメタはマジで地獄だった。
・もうすぐ長期休暇じゃん また世界にばらまくの?
・通常のウイルスですよね?
・旧正月で日本に大量に来るぞ…