フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」で放送された「年収103万円の壁」の引き上げについての議論が、ネット上で話題を呼んでいます。特に、123万円案と178万円案の手取り増額を比較したグラフに対して、視聴者から「意味がわからない」「希望が持てない」といった厳しい声が上がっています。
手取り増額の比較に視聴者から疑問の声
番組内では、所得税の非課税枠を123万円に引き上げた場合と、国民民主党が提案する178万円案のそれぞれについて、手取りがどれくらい増えるかをグラフで比較。世帯年収別に示された手取り増額は次の通りでした。
●123万円案(自公)
世帯年収400万円:425円増
世帯年収600万円:850円増
世帯年収800万円:1700円増
●178万円案(国民民主)
世帯年収400万円:約9400円増
世帯年収600万円:約1万2000円増
世帯年収800万円:約1万8600円増
この比較を見た視聴者からは、「123万円案の増額が少なすぎる」「これでどんな希望を抱けというのか」といった批判的な意見が相次ぎました。特にネット上では、グラフの内容を受け、「425円増えるだけでは生活の変化を実感できない」という指摘が目立ちます。
ネットの反応
この比較に対し、SNSでは多くの意見が寄せられています。
●批判的な意見
「425円増えるだけで、何をどうしろというのか」
「123万円案は税制改正の意味をなしていない。物価が上がっている今、もっと踏み込むべき」
「こんな増額では、何のための『壁』の引き上げなのか分からない」
●178万円案支持の声
「国民民主が提案する178万円案のほうが現実的。なぜそれを採用しないのか」
「手取りを増やして消費を促すなら、123万円ではなく178万円案が必要」
●政府案擁護の声
「地方税収の減少を考えれば、123万円案が妥協点として妥当なのかもしれない」
「財源問題を無視して手取りを増やすのは簡単ではない」
実感できる政策が必要
123万円案が世帯ごとに増える手取り額を示したことで、逆にその少なさが目立つ結果となりました。物価高が続く中で、この増額幅では生活の改善が実感できず、多くの国民が不満を感じるのも無理はありません。
一方で、地方税収の減少や財源の問題を無視できないことも事実です。しかし、増税や削減策を懸念して控えめな案を提示し続けるだけでは、国民の支持を得るのは難しいでしょう。政府は財源問題をしっかりと説明しつつ、国民が生活の変化を実感できる政策を打ち出す必要があります。
また、国民民主党が提案する178万円案の実現可能性についても、より具体的な議論が求められます。いずれにしても、今回の議論は「年収の壁」の引き上げが国民生活にどのような影響を与えるかを示す試金石となるでしょう。
国民の声を受け、政府がどのように次の一手を打つのか、引き続き注目が集まります。
ネット上のコメント
・1日14円ゲット!うまい棒も買えない👎
・一月分でタバコひと箱買えんじゃんw
・うぉーーーーーい😱叫んじゃった
・国会議員の報酬も425円あげてあげればみんな一緒☺️
・わくわくさせてからがっかりが好きなんだろ。
・牛丼並一杯も食えんのだが?
・舐めてるとしか言いようがない