石垣島まつりの市民大パレードに陸上自衛隊石垣駐屯地が迷彩服姿で参加した件を巡り、石垣市の宮良直好農水部長は9日の市議会一般質問で「迷彩服での参加は問題ない」との認識を示しました。
一方、野党の長浜信夫市議は「市民感情への配慮を欠いた」と指摘し、軍事色の強い参加形態を批判しました。この議論をきっかけに、市議会では与野党間で激しい応酬が繰り広げられました。
▼8:20〜
議会での主張と議論
長浜氏は、「パレードでの迷彩服姿の自衛隊員は市民感情を考慮する必要がある」と述べ、代替案の検討を求めました。
しかし、与党議員からは「個人的な見解で事実に基づいていない」「職業差別だ」との批判が相次ぎ、議事は一時中断。
宮良部長は「制服である迷彩服での参加は自衛隊の判断であり、問題はない」として、この件について調査などは行わない意向を示しました。
また、長浜氏が「中山市長が自衛隊の敬礼を受けた」と発言したことについて、中山市長は「事実ではない」と反論。長浜氏は県紙の記事を引用したとして発言を取り消しました。
オスプレイ問題にも言及
議会では、与那国島で行われた日米共同統合演習中に発生した陸自オスプレイ事故についても議論がありました。
中山市長は「沖縄防衛局から人為的ミスとの説明を受けた」と報告し、事故の再発防止を求めたことを明らかにしました。
また、米軍オスプレイについては「市民感情から理解を得るのは難しい」とし、石垣市での訓練への参加自粛を要請したと述べました。
長浜氏は「米軍機でも自衛隊でも、オスプレイは島で飛ばさないでほしい」と訴えました。
ネットの反応
この議論に対して、ネット上では賛否両論の声が上がっています。
「自衛隊が迷彩服で参加するのは職業柄当然のこと。批判する理由がわからない」
「市民パレードで軍事色を出すのは配慮が欠けている。柔軟な対応が必要では?」
「島の安全を守る自衛隊への敬意を払うべきだが、市民感情にも寄り添う工夫が求められる」
一方で、「オスプレイ事故を考えれば、石垣市での訓練は慎重に検討すべき」「パレードの形態も地域住民の声を反映させてほしい」といった意見も目立ちました。
ネット上のコメント
・なんの配慮?なにを懸念してるの?
・スーツでパレードしたら自衛隊には見えないけど
・そうかぁ?まぁ、お察しなんだろうなぁ。
・活動家にする配慮はなし
・どこへの配慮か言ってみろや
・何の配慮だ?
・我慢ならん!声を上げるしかない。