上野千鶴子さんが男性から「子どもを産まないなんておかしい」と言われたら…「この3パターンで切り返す」

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024年11月17日、プレジデントオンラインで『上野千鶴子が伝授「なぜ産まないのか」という”不産ハラスメント”への秀逸な切り返し3パターン』が公開された。上野千鶴子さんが自らの「産まない選択」について語り、社会の「不産ハラスメント」や「母の罰」について批判しています。

上野さんは、子どもを産まない女性が社会から否定的に見られることや、出産・育児が女性にとって「不可欠な経験」ではないことを強調し、「産まないエゴイズム」も「産むエゴイズム」も両方に存在するという視点を示し、結婚や母親になることが社会的に女性の「上がり」とされる風潮を批判しています。

また、子どもを産むことに対する外圧を受ける中で、自己肯定感を持たない母親が育てた子どもが不幸になるリスクを指摘しています。

さらに、少子化の原因は社会不安や未来に対する期待の欠如にあるとし、現代の社会では、産まない選択が許容されるべきだと述べています。上野さんは、親になる人々に感謝を促し、子どもが与えてくれる生きる理由についても考察しています。

PRESIDENT Online / プレジデントオンライン

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上野千鶴子が伝授「なぜ産まないのか」という”不産ハラスメント”への秀逸な切り返し3パターン 「子育て罰」を強いる発言には「じゃあ、あなたが育てて」でOK

https://president.jp/articles/-/88132

【関連記事】前編:上野千鶴子に「結婚しないのか」と言い続けた父親は、70歳を過ぎてやっと娘のキャリアを認めた
出産した女性は収入減、キャリア形成でも不利となるという「母の罰」「子育て罰」。ジェンダー研究者の上野千鶴子さんは「私は子のいない人生を選んできたが、なぜ産まないのかという『不産ハラスメント』をたびたび受けた。しかし、出産・育児は女性にとって不可欠な経験ではない」という――。

「産まない女より産む方がエゴイスト」という友人との会話
「子を産むエゴイズムと産まないエゴイズム、どちらが大きいと思う?」。子どもがいる女友だちにそんな質問をしたとき、彼女は「そりゃ産むほうに決まってるじゃない」と大笑いしながら答えました。見事な答えだと思いました。新刊『マイナーノートで』(NHK出版)に書いたエピソードのひとつです。

日本の社会では、産まない女は欠陥品と見なされてきました。生物学的にだけでなく、人格的にも欠陥があると思われてきたふしがあります。エゴイストとも言われますね。

天が与えた機能を使わないのですから、確かにわがままかもしれません。でもね、「産まないエゴイズム」もあるでしょうが、私は「産むエゴイズム」も相当なものだと思いますよ。

日本では、女の「上がり」は結婚ではなく母になること。未婚の母であっても、母になればゴールに達した、つまり女であることの証明を済ませたというわけです。これは裏返せば、女は産まないと世間から一人前と認められないし、仕事上でも信用されないということになります。

それらを得るには親になったというアリバイが必要で、実際にそうしたプレッシャーから産む女性はいまも少なくありません。

私は子を産まなかった女です。これまでに何度も「子どもはいつ?」「まだ産まないの?」と聞かれてきました。人にはそれぞれ事情やそう選択した理由があるのに、いちいちうるさいなと思ったものです。こうしたハラスメントをどう名づけようかと考えて、私は「不産ハラスメント」という名称を思いつきました。

「子どもを産んだことのないあなたに、女の何がわかるのよ」
いままでに受けた不産ハラスメントのなかで特に忘れられないのは「子どもを産んだことのないあなたに、女の何がわかるのよ」という言葉です。

彼女はこの言葉を、私に対抗できる最後で最強のツールだと感じている。そして、多くの人々が口には出さなくてもそういう目でおひとりさまの女を見ている。私にそう実感させるだけの威力を持った、まさに必殺アッパーカットでした。

私は何も言い返しませんでした。そんな言ってはならないセリフを言わせてしまうほど、自分はこの人を追い詰めてしまったのだなと深く反省したからです。彼女としても必死の反撃だったのだと思います。

それでも、産まなかったことを後悔はしませんでした。それは自分が選択したこと。悔やんだことは一度もありません。

https://president.jp/articles/-/88132

ネット上のコメント

・結局親ガチャなんだよな

・今や個人の自由な選択権は何よりも重要だからな

・偏見の塊

・何が言いたいの?

・好きにすれば良いのになんで好きにしている人たちを見下すかね

・思想が強すぎ

・今時そんなこと言う奴いないだろ

・でも結婚はしたよね

・本当にそんな事言われるか?

・まったく上手く返せてないねぇ