22日午前6時半ごろ、福島県郡山市のJR郡山駅前で、横断歩道を渡っていた大阪府箕面市の予備校生、横見咲空（さら）さん（19）が、飲酒運転の軽乗用車にはねられる事故が発生しました。
横見さんは病院に搬送されましたが、頭部などを強く打ち、約8時間後の午後2時半すぎに死亡が確認されました。
警察は、車を運転していた郡山市の会社員、池田怜平容疑者（34）を過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
事故の詳細と現場の状況
警察や消防によりますと、事故現場は郡山市駅前1丁目の市道で、信号が青になり横見さんが横断歩道を渡り始めたところ、減速することなく走行してきた白い軽乗用車にはねられました。
事故の衝撃で、横見さんは約20メートルほど飛ばされたとみられています。
また、この事故の際、近くを自転車で走行していた20代の大学生の女性も転倒し、軽傷を負いました。
事故現場近くの防犯カメラには、池田容疑者の車が横断歩道に進入し、横見さんをはねる様子が記録されており、事故後、容疑者が車を停車させ、約20秒後に運転席から降り、横見さんのもとに駆け寄る様子も映っていました。
受験を控えた矢先の悲劇
奥羽大学によると、横見さんは同大学の特待生選抜試験を受験する予定で、21日から郡山市内に滞在していたとのことです。
試験日は事故当日の22日で、志望校に向けた大切な日だっただけに、関係者や知人からは深い悲しみの声が寄せられています。
池田容疑者の飲酒運転と捜査状況
警察が現場に駆けつけた際、池田容疑者の呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、その場で逮捕されました。
容疑者は「酒を飲んで運転したことに間違いない」と容疑を認めています。
警察は、事故の状況や飲酒の経緯を詳しく調べるとともに、容疑を過失運転致死傷に切り替えることを視野に入れて捜査を進めています。
飲酒運転による悲劇に広がる波紋
この事故を受け、SNSでは「飲酒運転は絶対に許されない」「未来ある若者の命が奪われたことが悔しい」といった悲痛な声が相次いでいます。また、地元住民からは「駅前の交通量が多い場所で、飲酒運転が行われていたことに驚きを隠せない」との声も上がっています。
警察は、飲酒運転の危険性について改めて注意を呼びかけるとともに、飲酒運転撲滅に向けた取り組みを強化する方針です。
事故の詳細な原因や背景について、今後の捜査が進むにつれてさらに明らかになるとみられます。
ネット上のコメント
・飲酒運転は殺人罪と同等でいいよ、法律守る気も人命を守る気もなし事故を起こして人が死んでもいいと思って飲酒運転するんだし。
・自分も高校生の娘がいるが、やるせない気持ちになる。
・将来のために頑張っている受験生の命を奪うような飲酒運転者は●刑になればいいのに！
・可哀想に😢
・なんて悲しいニュースなんや… 未来があったはずなのに
