韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が「非常戒厳」を宣布したことを巡り、同国の高官犯罪捜査庁（高捜庁）が尹大統領を内乱罪などで捜査し、1月3日早朝、逮捕に向けて大統領公邸に突入しました。
この動きは、韓国の現職大統領として史上初めて逮捕される可能性を意味しており、国内外で大きな注目を集めています。
逮捕状執行を巡る緊張
尹大統領の弾劾訴追案は昨年12月14日に可決され、大統領職務は停止されていますが、特権として公邸に留まることが許されていました。内乱罪が適用されれば、大統領の不訴追特権は適用されません。
しかし、公邸周辺には尹氏の支持者が集まり、約2800人の警察が配置される中、緊張が高まっています。支持者と警察、さらには大統領警護庁職員との衝突の可能性も報じられ、韓国社会は騒然としています。
ネット上の反応
この歴史的な事態に対し、韓国国内外のネットユーザーからはさまざまな声が上がっています。
支持する意見
「戒厳令の違憲性は明白。大統領が法を無視するなら逮捕は当然だ。」
「韓国もようやく法治国家として機能し始めた。どんな地位にいようと違法行為は許されない。」
懸念の声
「現職大統領を逮捕するなんて、国家の威信に傷がつくのでは？」
「尹大統領の支持者が過激化しないか心配だ。」
日本からの反応
日本でもSNS上で関心が高まり、「韓国の法治主義に対する試練」との意見が多く見られる一方、「政治的な報復ではないか？」と懐疑的な声も上がっています。
国家運営と法治主義のバランス
今回の尹大統領の逮捕劇は、韓国の民主主義と法治主義にとって大きな試練といえるでしょう。戒厳令の宣布が憲法違反であるとの見方が強い中、法の支配を優先して大統領を捜査する動きは、法治国家としての姿勢を示すものです。
一方で、韓国社会には長い間、政権交代時に前政権を追及する「積弊清算」の文化があり、今回の事態が単なる政治的な対立や報復にとどまらないことが重要です。国民の信頼を得るためには、法の執行が公正で透明性のあるものであるべきでしょう。
今後の注目ポイント
尹大統領の逮捕状執行期限は1月6日までです。それまでに逮捕が実現するか、あるいは新たな事態が起こるか、韓国社会の混乱がさらに拡大する可能性もあります。
また、弾劾可決後の韓国政局がどのように安定を取り戻すのか、日本を含めた国際社会も注視しています。
ネット上のコメント
・さてさてどうなる？
・ユン嫁はどうなるんだろう？
・すごいことになっているな。。
・ずっとこういう事してれば発展しないからいいのかも
・新年から炸裂してますね。お家芸。
・ありゃ…どうなることやら
・韓国の国体をかけた戦い。
