福岡県北九州市の飲食店で14日夜、中学生の男女2人が無言で刺される事件が発生し、15歳の中島咲彩さんが死亡しました。
未だ犯人は逃走中で、地元住民からは「早く捕まってほしい」と不安の声が広がっています。
メディアによって15歳という若い被害者の顔写真が報道機関によって公開されると、ネット上では「配慮に欠ける」と批判も相次ぎ、議論が白熱しています。
「通り魔的犯行」か
日テレのインタビューに、元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之氏は、犯人の行動について「無言で刺すのは動機や恨みではなく、通り魔的犯行の特徴」と指摘します。
また、犯行の素早さから「過去に類似の経験があるか、衝動的に刺したいという欲求が勝った可能性が高い」と分析しました。
鳴海氏はさらに「この時間帯に子どもがいると分かっていなければ、この犯行はできない。土地勘がある人物だろう」とも述べ、地元住民の不安を一層高めています。
「早く捕まえて」「子どもが狙われる恐怖」
この事件に対し、SNS上では怒りと悲しみが広がっています。
「無言で子どもを刺すなんて怖すぎる。早く捕まえてほしい」
「通り魔なら、いつどこで誰が被害に遭うか分からない。防犯対策を強化してほしい」
「15歳の未来が奪われたことが悲しい。許せない」
一方で「なぜ子どもが狙われたのか」「犯人の背景が気になる」と、事件の動機や犯人像への疑問の声も上がっています。
「報道に疑問」「遺族への配慮を」
顔写真が公開されたことについて、SNSやコメント欄では批判的な意見が多数見られます。
「亡くなった被害者の顔写真を公開する必要があるのか? 遺族の気持ちを考えてほしい」
「まだ未成年の被害者なのに、顔写真まで出すなんて、報道の倫理が問われる」
「被害者の尊厳を守るべき。どうしていつもこういう時だけ公開されるんだろう?」
「犯人が逃走中なのに、被害者だけ顔写真が晒されるのはおかしい」
こうした声の多くは、未成年の被害者が亡くなったばかりの状況で、顔写真が公開されることに対して「遺族や関係者への配慮が足りない」と指摘するものです。
また、「犯人が特定されておらず、逃走中なのに、なぜ被害者だけが顔を晒されるのか」と疑問視する声も少なくありません。
90人態勢で犯人追跡
警察は約90人態勢で捜査本部を設置し、逃走中の犯人の行方を追っています。防犯カメラの映像解析や周辺住民への聞き込み、検問など地道な捜査を進めているものの、犯人逮捕には時間との戦いが続きます。
犯人は40歳くらい、身長170センチほどの中肉体型。当時は灰色の上着、黒のズボン、黄色っぽいサンダルを履いていたとされています。
突然の凄惨な事件に、多くの人々が心を痛めています。「通り魔的犯行」という見方が強まる中、子どもたちを守るためにも、犯人逮捕と事件の解明が急務です。地域の安心安全を取り戻すため、捜査本部には一刻も早い解決が求められています。
ネット上のコメント
・犯人の画像を公開しない訳を知りたいですよ!
・被害者はこうして晒されるのに…いまだ防犯カメラすら公開されないんだよね…
・安易に被害者の画像をのせないで欲しい 載せるのは犯人でいい🐾
・犯行の防犯カメラの公開を!
・被害者のプライバシーはいつも完全に無視
・何で被害者をさらすんだろう。また加害者だけが守られる。
・防犯カメラの犯人の姿形、早く報道しろよ。