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メタ・プラットフォームズ、米国でファクトチェック廃止へ

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米メタ・プラットフォームズは、同社が米国内で運営するフェイスブックやインスタグラム上での第三者によるファクトチェックを終了すると発表しました。

今後は、投稿の正確性についてユーザーがコメントする「コミュニティーノート方式」を採用し、表現の自由を促進する方針です。

メタのグローバル渉外部門トップであるジョエル・カプラン氏は、7日のブログ投稿で同社の投稿監視システムについて次のように述べました。

「行き過ぎたコンテンツモデレーション(投稿監視)がユーザーの自由な表現を阻害している。あまりにも多くの無害なコンテンツが検閲され、誤って『フェイスブックの牢獄』に閉じ込められたユーザーへの対応も遅れていた。」

カプラン氏は、従来のファクトチェック制度について「何をどのように事実確認するかという選択においてバイアスが見られた」と指摘し、正当な政治的議論が封じられるケースが多発していたことを問題視しました。

この新方針は、イーロン・マスク氏が率いるX(旧ツイッター)のアプローチに近づくものと見られます。メタは、ユーザー自身が投稿の正確性を議論し、情報の健全性を担保する仕組みを目指しているとされています。これは表現の自由を重視する一方で、従来の「監視型」の運営から距離を置く方向性を示しています。

ただし、メタが米国外でも同様の方針を採用するには高いハードルがあります。特に欧州連合(EU)では、大規模プラットフォーマーに対し、虚偽情報や誤情報の排除を求めるデジタルサービス法(DSA)が施行されており、これに違反した場合、重い罰金が科されるリスクがあります。

そのため、欧州では引き続き厳格な投稿監視が必要とされるとみられており、米国での今回の動きが他地域に波及するかは不透明です。

メタの新方針は、自由な議論を促進する一方で、誤情報が拡散するリスクを増大させる可能性も指摘されています。ユーザーによる情報の取捨選択がより重要となる中、コミュニティーノート方式がどのように運用されるかが注目されます。

今回の決定により、メタが従来の投稿管理方針から大きく転換し、今後のSNS運営に新たなスタンダードを提示する可能性が出てきました。

(文=Share News Japan編集部)

ネット上のコメント
・廃止になって色々と荒れるのでは…

・廃止後が気になりますね😮

・陰謀論だらけになる 今もそうか

・ファクトチェックする奴らが偏ってるからな😄

・いろいろと影響ありそうですね

・今のとこファクトチェックしてるのは、カルト宗教の活動家って感じだけど…。

・当然でしょう。ぜんぜんファクトチェックになっていませんでした。

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