驚かせようと内緒で出張から帰宅すると、妻が不自然に動揺している。すると逆に驚かされ、あまりにも脱力する光景が目に飛び込んできた。

http://hanaku.info

私は結婚してまだ1年も経っていない、新婚ホヤホヤです。

ただ、仕事柄出張が多く、あまり家に居る事が出来ない事で妻には寂しい思いをさせていた。

いつも気がかりにはしていましたが、やはり仕事上仕方のない事で、何とか出張先でもマメに電話を入れたりして妻の寂しい気持ちを補うように心がけていました。

そして先日、いつもより長めの海外出張でしたが、取引先の都合で一日早いフライトで帰国する事となったので、予定より一日早く家に帰れる事に。

せっかくなので、早く帰れる気持ちを押し殺し妻を驚かせようと内緒で家に帰ってビックリさせようと企んだのです。

”そぉっ”と玄関の鍵を開け、物音をたてない様に静かにリビングへ向かいます。

そして元気よく「ただいまー!」とリビングへ突入。
しかし、そこには私が想像していた妻の表情やリアクションとは全く別のものが待ち構えていたのです…

「ただいまー!」
元気に大きな声で妻を驚かせたつもりが、どこか様子がおかしい。

え、あ、お帰り。

お帰りなさい!
でも、何で!?
驚いてはいるものの、それは酷く動揺している様子。
しかも、明らかに何かを隠すような仕草で隣の部屋を気にしているのです。

何だよ。
何か隠したのか?

何を隠した!?
浮気を疑っていたわけではないのですが、想像していた妻のリアクションと違う事や明らかに動揺している姿を見て私もカッとなり、責め聞きます。

すると妻は、

あのね、ちょっと聞いて欲しいの。
だからそこ座って。

こう促す妻。

しかし、血が上ってしまっている私は、隣の部屋へと進みます。
制止する妻の腕を力尽くで押しのけ、リビング隣の部屋の扉を開けました。

すると、そこには想像もしなかったモノが…

くぅー
くぅー

くぅーん。
こう怯える様な鳴き声で、震えながら私を見ているのは、柴犬の子犬。
まだまだ手のひらより少し大きいくらいの子犬が”ちょこん”と座っていたのです。

少なからず何かを怪しみ、血の上っていた私は、その鳴き声とあまりにも小さなその体とぱっちりとしたウルウル目に脱力。

どういう事?

何で家に犬がいるんだよ?
そう逆に驚きながら妻に聞きました。

ゴメンね。

この子、昨日パート先の駐車場に捨てられてたの。
そんなつもりはなかったんだけど、可哀想で見捨てる事が出来なかったんだ…

言い訳になるかもしれないけど、私もあなたがいつも出張で家に居ない時一人で寂しいから、この子の気持ちが分かる様な気がして。

明日帰って来るって言ってたから、それまでに何て説明しようとか考えようと思ってたんだけど、まさか今日帰って来るなんて知らなかったから…

飼っちゃダメかな…?
子犬のウルウルした目と、妻のウルウルした目を見ればダメなんて言えるはずもありません。

妻を驚かせようと企んだ計画でしたが、逆に自分が驚かされる結果となったこの日、何よりも大事な家族が一員となった日でもあります。

今では、私が出張中の心強い番犬として、妻の寂しさを埋めてくれる大事な家族です。

0 Shares